MusicFab無料体験
- 音楽/ポッドキャスト/オーディオブックをダウンロード
- MP3/M4A/FLAC/WAV/OPUSファイルを出力
- ダウンロードしたコンテンツを永久保存
FLACとWAV間の変換に対応しているツールは多くありますが、FLACからWAVへの変換ができてもWAVからFLACへの変換が行えないツールがあるため注意。フリーソフトでも変換はできますが、フリーソフトの場合は変換できるファイルの長さに制限がある場合もあります。音楽ストリーミングサイトから音楽をFLACやWAVでダウンロードしたいなら、MusicFab オールインワンをお使いください。
目次
「WAVはファイルサイズが大きいからFLACに変換したい」「再生ソフトがFLACをサポートしていない方WAVに変換したい」FLACとWAV間の変換は、ソフトやウェブサイトで簡単に行えます。
FLACは可逆圧縮方式(圧縮前後の音声データが完全に一致する方式)で保存された音声ファイルです。音質を劣化させることなくファイルサイズを約50~60%に圧縮できますが、互換性という意味ではWAVに劣ります。
WAVは非圧縮で保存された音声ファイル。圧縮していないため音質劣化がない点はメリットですが、その分ファイルサイズも大きくなります。
今回は、FLACとWAV間の変換に対応しているツールをまとめました。
MusicFab オールインワンは、SpotifyやApple Music、Amazonミュージックなどのストリーミング音楽サイトのファイルをFLACやWAVだけでなくMP3やAAC、OPUSなどとしてダウンロードできるソフトです。
<メリット>
〈実際に使った感想〉
音楽の解析が驚くほど速い。YouTube MusicやSpotifyなどの広告入りの音楽を広告なしでダウンロードできるところも嬉しい。ダウンロードされたファイルも非常に高品質。
ロスレス変換 |
〇 |
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変換スピード |
★★★★★ |
その他機能 |
バッチモード(まとめてダウンロード) ID3タグの取得 フォーマットと品質の選択 内蔵ブラウザ搭載 歌詞の取得 |
VideoProc Converter AIは、AIFF、FLAC、MP3、OGG、M4A、AACなどさまざまな形式に対応しており、FLACとWAVの相互変換が可能です。ちなみにVideoProc Converter AIはAIによる高画質化やAIフレーム補間などさまざまな機能が一つになったメディア編集ソフトで、オーディオ変換は「動画」から行います。
出力品質はシークバーで低品質か高品質が選べる仕組みとなっており、細かい設定はできません。また、無料版の場合は5分までしか変換できませんので、長めのオーディオを変換したい方は注意しましょう。
〈実際に使った感想〉
変換速度は比較的高速でストレスなし。ただし、アートワークが取得できず、味気ないファイルが出来上がってしまった点は残念。
ロスレス変換 |
× |
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変換スピード |
★★★★★ |
その他機能 |
動画変換 DVDリッピング/コピー 動画ダウンロード 録画 |
EcoDecoTooLは、FLAC、WAV、AAC、MP3、OGGなどに対応している変換フリーソフトです。動画ファイルから音声を抽出することもでき、変換後のビットレートやサンプリングレートを設定できます。
ただし、出力形式がWAV、MP3、AAC、OGGにしか対応していないところはデメリット。FLACをWAVに変換することはできますが、WAVをFLACに変換することはできません。また、ID3タグの取得ができない点も覚えておきましょう。
〈実際に使った感想〉
これ以上ないほどシンプルなツール。処理は比較的高速で、完了すると音で知らせてくれる。公式サイトは重くて開けないので、ミラーサイトからインストールするのがおすすめ。
ロスレス変換 |
× |
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変換スピード |
★★★★☆ |
その他機能 |
CDから直接MP3等に変換する機能 音声ファイルの結合・分割機能 ノイズ除去機能 イコライザ機能 音声ファイルのタグ編集機能 |
Convertioは、オーディオや動画形式、画質形式などさまざまな変換が行えるサイト。ほとんどのオーディオ形式に対応しているため、FLACをWAVに変換することも、WAVをFLACに変換することもできます。
変換されたファイルは「マイファイル」のなかに移動しますので、そこからデバイスにダウンロードしましょう。ダウンロード速度は遅めですが、きちんとFLACとWAVの変換が行えます。ちなみにアップロードされたファイルは24時間後には自動的にサーバーから削除されるので安心。
〈実際に使った感想〉
無料の変換サイトであるにもかかわらず広告が最小限。変換元ファイルと変換後ファイルの簡単な説明文が表示されるのも嬉しい。
ロスレス変換 |
× |
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変換スピード |
★★★☆☆ |
その他機能 |
ビデオ変換 画像変換 ドキュメント変換 |
XMedia Recodeは動画や音声をエンコードできるWindows向けのフリーソフトです。サポートしているコーデックが非常に広く、FLACとWAV間の変換だけでなく、AAC / AC3 / AIFF / AMRなどさまざまな形式に対応しています。
変換する際にフレームレート、ビットレート、エンコード方法などを設定できる点はメリット。カスタマイズが終わったら、リストに追加してエンコードボタンをクリックしてください。一方、処理速度が遅くソフトの動きが不安定である点はデメリットだといえるでしょう。
〈実際に使った感想〉
ソフト内でクロップが行えるのは便利。かなり細かい設定が行える方におすすめ。��ンターフェースもシンプル。
ロスレス変換 |
× |
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変換スピード |
★★★☆☆ |
その他機能 |
動画編集 |
Any Audio ConverterはMP3、WMA、WAV、FLACなどの形式を変換したり、CDからオーディオをMP3として抽出したりできるソフトです。ID3タグを取得できるだけでなく編集もできるため、カスタマイズ性の高いソフトをお探しの方におすすめ。
アートワークにエフェクトを追加できるところはユニークなのですが、一方、Windowsにしか対応しておらず、処理にやや時間がかかる点はデメリットです。
〈実際に使った感想〉
動画変換・DVD作成・動画再生がタブごとに分かれているため、切り替えるだけで簡単に操作できた。公式サイトからはダウンロードできないので、ミラーサイトからダウンロードしよう。
ロスレス変換 |
× |
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変換スピード |
★★★☆☆ |
その他機能 |
DVD作成 動画再生 エフェクトの追加 |
Freemake Audio ConverterはFLAC、WAV、MP3、AAC、M4A、 WMA、OGGなどをサポートしたオーディオ変換ソフトです。ロスレスでFLACとWAVを相互変換できる貴重なフリーソフトで、オーディオコーデック、サンプルレート、ビットレートの指定もできます。
デメリットはWindowsにしか対応していないところ。また、インストール時に抱き合わせで複数のソフトが送られてくるため注意が必要です。
〈実際に使った感想〉
インターフェースがシンプルで使いやすい。出力品質は4種類から選べる。無料版だと3分までしか変換できないところが残念。
ロスレス変換 |
〇 |
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変換スピード |
★★★☆☆ |
その他機能 |
特になし |
Online Audio Converterは、無料の変換サイトですが、ID3タグの編集やサンプルレートの調整、フェードインとフェードアウトの設定までできます。FLACをWAVに変換することも、WAVをFLACに変換することもできます。ファイルをアップロードしたら出力形式を選び、品質をシークバーで調整しましょう。
一方、ID3タグの編集はできるものの、アートワークは取得できず、編集もできません。また、ファイル名をあらかじめ設定しないと「タイトル+online-audio-converter.com」のようなファイル名になります。
〈実際に使った感想〉
広告がごちゃごちゃしており視認性は低い。ダウンロードしたファイルをGoogleドライブやDropboxに保存できる点は便利。
ロスレス変換 |
× |
---|---|
変換スピード |
★★★★☆ |
その他機能 |
特になし |
AconvertはMP3、WAV、AAC、OGGなどに対応している無料の変換サイトです。ビットレートは最高320kbpsまで選択でき、サンプルレートも選択できます。FLACは出力形式としてサポートされていませんので、FLACをWAVに変換することはできますが、WAVをFLACに変換することはできません。
FLACファイルをアップロードしたら、ターゲットフォーマットとしてWAVを選択し、スクロールして「変換」を押しましょう。変換されたファイルは「変換結果」からアクセスできます。
〈実際に使った感想〉
広告はやや多め。変換にも時間がかかり、処理もエラーが発生することがあるものの、PDFやドキュメント変換が行える点は評価できる。
ロスレス変換 |
× |
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変換スピード |
★★★☆☆ |
その他機能 |
PDF変換 ドキュメント変換 電子ブック変換 |
Q1. WAVとFLACの違いは?
A1. WAVとFLACの違いは、ファイルサイズと互換性です。
WAVは音声データを圧縮せずにそのまま保存する「無圧縮フォーマット」。一方FLACは音声データを圧縮しても元の音質に戻せる「可逆圧縮フォーマット」です。WAVもFLACもどちらも音質は良いですが、ファイルサイズは圧縮していないWAVの方が大きくなります。目安としては、同じ5分程度の音楽をリッピングした場合、WAVは750MBでFLACは300MBほどになります。
Q2. FLACをWAVに戻すには?
A2. 入力形式としてFLACに対応しており、出力形式としてWAVに対応している変換ツールを使いましょう。WAVからFLACに変換できても、FLACからWAVに変換できないツールもありますので気を付けましょう。
Q3. ID3タグ付きでWAV FLACを変換できるツールは?
A3. Any Audio ConverterやOnline Auidio ConverterはID3タグを取得できます。また、MusicFab オールインワンはID3タグを取得できるだけでなく、歌詞も保存できる唯一の変換ツールです。
Q4. WAVとFLACを無劣化で変換できますか?
A4. 無劣化変換に対応しているツールであれば変換できます。WAVからFLACへの変換も、FLACからWAVへの変換も可逆圧縮になるため、技術上無劣化で変換することは可能です。
今回はFLAC WAVに変換できるフリーソフトやWebサイトを紹介しました。変換自体はどのツールでも行えますが、処理速度や付属機能にはそれぞれのツールで開きがあります。FLACもWAVもその音質の良さが魅力なので、音質を損なわないで変換できるツールを選びたいですね。