iTunesとiPhoneを同期する方法としては、USBケーブルで直接つなぐ場合と、Wi-Fiを経由する方法の2種類があります(どちらもケーブルは必要)。それでも同期ができない場合は、iCloudミュージックライブラリがオンになっている可能性があるので、端末の設定からオフに変更しましょう。そのほかの不具合についても解説してるので、最後までぜひご覧ください。
- 1.iTunesからiPhoneに音楽を同期できない時にまず確認すること
- 2.iTunes・Apple Devicesで音楽をiPhoneに同期する基本手順
- 3.「iCloudミュージックライブラリはオンです」と表示された場合の対処法
- 4.「この曲が同期されていないデバイスがあります」と表示された場合の対処法
- 5.「不明なエラーが起きました(-54)」と表示された場合の対処法
- 6.iTunesに取り込んだCDがiPhoneに同期できないときの対処法
- 7.iPhoneに曲を同期したら消えた場合
- 8.Apple Musicの音楽をMP3として保存してiPhoneに転送する方法
- 9.iTunesとiPhoneの音楽同期に関するよくある質問
- 10.まとめ
iTunesやPCに入っている音楽をiPhoneへ同期しようとしても、曲が転送されない、[ミュージックを同期]が表示されない、「iCloudミュージックライブラリはオンです」と表示されることがあります。
この問題は、ケーブルやiTunesの不具合だけでなく、Apple Musicの[ライブラリを同期]、WindowsのApple Devicesアプリ、CDから取り込んだ曲、iTunes Storeで購入した曲、Apple Musicのサブスク曲の違いが関係している場合があります。
この記事では、iTunesやApple DevicesからiPhoneに音楽を同期できない時の原因と対処法を、現在のApple Music環境に合わせて整理します。曲を消さないための注意点や、Apple Musicの曲をPCで扱いやすい形式に保存したい場合の方法もあわせて解説します。
iTunesからiPhoneに音楽を同期できない時にまず確認すること
最初に、どの種類の音楽をiPhoneへ入れようとしているのかを確認しましょう。ここを混同すると、正しい対処法を選びにくくなります。
| 音楽の種類・管理方法 | 主な同期方法 | 注意点 |
|---|---|---|
| CDから取り込んだ曲 | iTunes、Apple Devices、Finderなどで同期 | 曲ファイルがPC内に残っているか確認します。 |
| iTunes Storeで購入した曲 | 購入済み項目の再ダウンロード、または同期 | 同じApple Accountでサインインしているか確認します。 |
| 手持ちのMP3・AACファイル | PCのライブラリに追加して同期 | 対応形式か、ファイルが壊れていないか確認します。 |
| Apple Musicのサブスク曲 | ライブラリを同期 | 通常のファイル同期とは仕組みが違います。 |
| Windowsの新しい管理環境 | Apple Devicesアプリ、Apple Musicアプリ | iTunesだけでなくApple Devicesを使う場合があります。 |
特に重要なのは、Apple Musicのサブスク曲と、CDから取り込んだ曲やMP3ファイルを分けて考えることです。Apple Musicの曲は、通常の音楽ファイルとしてiTunesから自由に同期するものではなく、[ライブラリを同期]を使って各デバイスで利用する仕組みです。
iTunes・Apple Devicesで音楽をiPhoneに同期する基本手順
PCからiPhoneに音楽を入れる方法は、利用しているOSやアプリによって少し異なります。WindowsではiTunesまたはApple Devicesアプリ、MacではFinderやミュージックアプリを使う場合があります。
WindowsでiTunesを使って同期する方法
従来のiTunes環境では、次の流れで音楽を同期します。
- iPhoneとPCをUSBケーブルで接続します。
- iTunesを開きます。
- 画面左上付近に表示されるiPhoneのアイコンをクリックします。
- 左側のメニューから[ミュージック]を選びます。
- [ミュージックを同期]にチェックを入れます。
- ライブラリ全体、または選択したプレイリスト・アーティスト・アルバムを選びます。
- [適用]または[同期]をクリックします。
iPhoneのアイコンが表示されない場合は、ケーブル、USBポート、iPhone側の[このコンピュータを信頼]、iTunesの更新状況を確認してください。
WindowsでApple Devicesを使って同期する方法
新しいWindows環境では、Apple Devicesアプリを使ってiPhone、iPad、iPodを管理する場合があります。音楽の同期には、Windows側にApple Musicアプリが必要になることがあります。
- Windows PCにApple DevicesアプリとApple Musicアプリをインストールします。
- iPhoneをUSBケーブル、または設定済みのWi-Fi同期でPCに接続します。
- Apple Devicesアプリを開きます。
- サイドバーで接続したiPhoneを選びます。
- [ミュージック]を選びます。
- [ミュージックを同期]にチェックを入れます。
- 同期したいライブラリやプレイリストを選び、[適用]をクリックします。
Apple Musicに登録していて[ライブラリを同期]がオンになっている場合、手動同期の項目が表示されない、または使えない場合があります。その時は、Apple Musicのクラウド同期を使うのか、PCから手動同期するのかを先に決める必要があります。
Macで音楽を同期する場合
macOS Catalina以降のMacでは、iTunesではなくFinderやミュージックアプリを使ってiPhoneを管理します。MacにiPhoneを接続し、FinderのサイドバーでiPhoneを選んでから、ミュージックの同期設定を確認します。
- iPhoneとMacをUSBケーブルで接続します。
- Finderを開き、サイドバーでiPhoneを選びます。
- [ミュージック]タブを開きます。
- 同期したい音楽、プレイリスト、アルバムを選びます。
- [適用]または[同期]をクリックします。

Macでも、Apple Musicの[ライブラリを同期]がオンになっている場合は、手動同期ではなくクラウド同期が優先される場合があります。
Wi-Fi同期を使う場合
一度USBケーブルで接続して設定しておくと、Wi-Fi経由で同期できる場合があります。iTunesやApple DevicesでiPhoneを選び、概要または一般設定からWi-Fi同期の項目を確認してください。
- iPhoneとPCをUSBケーブルで接続します。
- iTunesまたはApple DevicesでiPhoneを選びます。
- 概要または一般設定を開きます。
- Wi-Fi経由でこのデバイスと同期する項目をオンにします。
- [適用]をクリックします。
Wi-Fi同期が不安定な場合は、まずUSBケーブルでの同期が正常にできるか確認しましょう。
「iCloudミュージックライブラリはオンです」と表示された場合の対処法
iTunesやApple Devicesで音楽を同期しようとした時に、「iCloudミュージックライブラリはオンです」またはそれに近い表示が出る場合があります。現在のApple Musicでは、iPhone側では主に[ライブラリを同期]という名前で表示されます。
これは、Apple MusicやiTunes Matchのライブラリをクラウド経由で同期している状態です。同じApple Accountでサインインしているデバイスでは、ライブラリ内の音楽が自動的に表示されます。一方で、PCからiPhoneへ手動で音楽を同期する項目が使えなくなる場合があります。
手動同期したい場合の確認手順
- iPhoneで[設定]を開きます。
- [ミュージック]を開きます。
- [ライブラリを同期]がオンになっているか確認します。
- PCから手動で音楽を同期したい場合は、必要に応じて[ライブラリを同期]をオフにします。
- iPhoneをPCに接続し直し、iTunes、Apple Devices、Finderの同期画面を確認します。
ここで注意したいのは、[ライブラリを同期]をオフにすると、Apple Musicから追加・ダウンロードした曲が端末上で見えなくなる場合があることです。操作前に、CDから取り込んだ曲、iTunes Storeで購入した曲、Apple Musicのサブスク曲を分けて確認してください。

Apple Musicを使い続けたい場合
Apple Musicをメインで使っている場合は、無理に[ライブラリを同期]をオフにせず、同じApple Accountでサインインした状態でクラウド同期を使うほうが自然です。
- PC、Mac、iPhoneで同じApple Accountにサインインします。
- Apple MusicアプリまたはiTunesで[ライブラリを同期]をオンにします。
- iPhoneでも[設定]>[ミュージック]>[ライブラリを同期]をオンにします。
- ライブラリの更新が終わるまで待ちます。
Apple Musicはバックアップサービスではありません。大切な自分の音楽ファイルがある場合は、PCや外付けストレージなどに別途バックアップしておきましょう。
「この曲が同期されていないデバイスがあります」と表示された場合の対処法
「この曲が同期されていないデバイスがあります」と表示される場合は、ライブラリの同期状況、Apple Account、曲ファイルの状態を確認します。
- PC、Mac、iPhoneが同じApple Accountでサインインしているか確認します。
- Apple MusicまたはiTunesで[ライブラリを同期]がオンになっているか確認します。
- iPhone側でも[設定]>[ミュージック]>[ライブラリを同期]を確認します。
- クラウドライブラリの更新が完了するまで待ちます。
- 特定の曲だけ表示されない場合は、曲ファイルの形式や破損を確認します。
PC内の曲ファイルが移動・削除されていると、ライブラリ上に曲名が残っていても同期できないことがあります。曲の保存場所を確認し、必要に応じてライブラリに追加し直してください。

「不明なエラーが起きました(-54)」と表示された場合の対処法
同期中に「不明なエラーが起きました(-54)」などの表示が出る場合は、アプリ、OS、ケーブル、ファイル権限、ライブラリ内の一部コンテンツが原因になっている可能性があります。
まず試す基本対処
- iPhoneとPCを再起動します。
- iOSまたはiPadOSを最新バージョンに更新します。
- iTunes、Apple Devices、Apple Musicアプリを最新バージョンに更新します。
- 別のUSBケーブルやUSBポートを試します。
- iPhone側で[このコンピュータを信頼]を選び直します。
- セキュリティソフトやVPNが干渉していないか確認します。
ライブラリ内のファイルを整理する
iTunesライブラリ内の一部ファイルに問題があると、同期が途中で止まることがあります。大量の曲を一度に同期している場合は、少しずつ同期して原因の曲やプレイリストを特定しましょう。
- iTunesを開きます。
- [ファイル]>[ライブラリ]>[ライブラリを整理]を開きます。
- [ファイルを統合]にチェックを入れます。
- [OK]をクリックします。
- 同期する曲数を減らして、もう一度同期します。
曲ファイルが外付けドライブや別フォルダーにある場合は、接続が切れていないか、ファイルへのアクセス権限があるかも確認してください。

iTunesに取り込んだCDがiPhoneに同期できないときの対処法
CDから取り込んだ曲がiPhoneに入らない場合は、Apple Musicのサブスク曲とは別に、ローカルファイルとして確認します。
- CDから取り込んだ曲がPCのライブラリで再生できるか確認します。
- 曲ファイルの保存場所が変更されていないか確認します。
- iPhoneの空き容量を確認します。
- 同期対象のプレイリストやアルバムにチェックが入っているか確認します。
- 使用しているケーブルがデータ転送に対応しているか確認します。
- 対応していない形式の場合は、AACやMP3などへ変換してから同期します。
CD取り込み曲は、ファイルそのものがPCに残っていることが重要です。ライブラリ上に曲名だけが残っていて、元ファイルが見つからない状態では、iPhoneへ同期できません。
iPhoneに曲を同期したら消えた場合
iTunesやApple Devicesで自動同期を行うと、PC側のライブラリや同期設定がiPhoneに反映されます。そのため、iPhoneだけに入っていた曲や、同期対象から外れた曲が削除される場合があります。
特に、[ライブラリを同期]をオン・オフする時や、別のPCと同期する時は注意が必要です。操作前に、iPhone内の曲がどこから入ったものか確認してください。
| 曲の種類 | 確認方法 | 復元の考え方 |
|---|---|---|
| iTunes Storeで購入した曲 | 購入済み項目を確認 | 同じApple Accountで再ダウンロードできる場合があります。 |
| CDから取り込んだ曲 | PC内の元ファイルを確認 | PC側のライブラリに残っていれば再同期できます。 |
| Apple Musicの曲 | Apple Musicライブラリを確認 | 同じApple Accountと[ライブラリを同期]で再表示される場合があります。 |
| 他のPCから同期した曲 | 同期元PCを確認 | 現在のPCだけでは復元できない場合があります。 |
大切な曲が消えるのを防ぐには、同期前にPC側の音楽ライブラリをバックアップしておきましょう。
Apple Musicの音楽をMP3として保存してiPhoneに転送する方法
Apple Musicのサブスク曲は、通常のMP3ファイルとしてiTunesから自由に同期するものではありません。公式には、同じApple Accountでサインインし、[ライブラリを同期]を使って各デバイスで聴くのが基本です。
一方で、Apple Musicの曲を扱いやすい音源ファイルとして保存し、自分用のライブラリとして整理したい場合は、MusicFab Apple Music 変換ソフトを使う方法があります。Apple Musicアプリの同期設定に左右されず、PC上の音源ファイルとして管理しやすくなるのがポイントです。

MusicFab Apple Music 変換ソフトは、Apple Musicの曲、アルバム、プレイリストをMP3、M4A、FLAC、WAV、OPUSなどの形式でPCに保存できるソフトです。保存後は、対応する音楽プレーヤーで再生したり、手持ちの音源ファイルとして整理したりできます。
ただし、保存・変換した音源は私的利用の範囲で管理してください。配布、共有、販売、商用利用は避け、Apple Musicの利用規約と著作権法に注意して利用しましょう。
MusicFab Apple Music 変換ソフトでApple Musicの曲を保存する手順






iTunesとiPhoneの音楽同期に関するよくある質問
Q1. 「iCloudミュージックライブラリはオンです」と表示されるのはなぜですか?
A1. Apple MusicやiTunes Matchの[ライブラリを同期]がオンになっているためです。この状態では、音楽はクラウド経由で同期されるため、iTunesやApple Devicesで手動同期の項目が表示されない場合があります。
Q2. ライブラリを同期をオフにすると曲は消えますか?
A2. Apple Musicから追加・ダウンロードした曲は、端末上で見えなくなる場合があります。CDから取り込んだ曲や自分で用意したMP3ファイルとは扱いが異なるため、オフにする前に曲の種類を確認してください。大切な音楽ファイルはPCや外付けストレージにバックアップしておきましょう。
Q3. Apple Musicの曲をiTunesでiPhoneに手動同期できますか?
A3. Apple Musicのサブスク曲は、通常のローカル音楽ファイルと同じように手動同期するものではありません。Apple Musicを使っている場合は、同じApple Accountでサインインし、[ライブラリを同期]を使って聴くのが基本です。
Q4. iTunesに取り込んだCDがiPhoneに同期できない時は?
A4. まず、PC上でその曲が再生できるか確認してください。曲ファイルが移動・削除されている、同期対象にチェックが入っていない、iPhoneの容量が足りない、形式が対応していないなどの原因が考えられます。
Q5. iPhoneに曲を同期したら一部の曲が消えました。なぜですか?
A5. 自動同期では、PC側のライブラリや同期設定がiPhoneに反映されます。そのため、同期対象から外れた曲や、別のPCから入れた曲が消える場合があります。同期前にPC側のライブラリとプレイリストを確認しましょう。
Q6. WindowsではiTunesとApple Devicesのどちらを使えばいいですか?
A6. 古い環境ではiTunesで同期できますが、新しいWindows環境ではApple DevicesアプリとApple Musicアプリを使う場面が増えています。iPhoneが表示されない、同期項目が見つからない場合は、Apple Devicesアプリも確認してください。
まとめ
iTunesやApple DevicesからiPhoneに音楽を同期できない時は、まず曲の種類と同期方法を確認しましょう。CDから取り込んだ曲、iTunes Storeで購入した曲、手持ちのMP3ファイル、Apple Musicのサブスク曲では、同期の仕組みが異なります。
「iCloudミュージックライブラリはオンです」と表示される場合は、現在のApple Musicでは[ライブラリを同期]がオンになっている状態です。Apple Musicを使い続けるならクラウド同期、PCから手動で音楽を入れたいなら同期設定の見直しが必要です。
Apple Musicの曲をPCで扱いやすい形式に保存して、自分用に整理したい場合は、MusicFab Apple Music 変換ソフトを使う方法もあります。公式のライブラリ同期と、ローカルファイル管理を目的に合わせて使い分けましょう。





